下垂体腫瘍との日々

アラフォー女子の下垂体腫瘍発見から手術、入院、退院後の日記です。

退院後、日時をさかのぼってマイペースに更新しています。

早くも退院して1か月となりました。
思ったよりは体力の回復が遅いのは、水分をとりすぎてご飯がちゃんと食べれないからだと分かっていますが、水分を取るのをやめられません・・・しかも、冷たいのを飲むと気持ちがいいので、ついつい・・・。
水、お茶、ぶどうジュースを飲みまくり。喉が渇くのは抗利尿ホルモンが弱っているのかなあと思いますが、ガンガン出すから喉が渇くというよりは、喉が渇くからトイレに行くという感じなので、大丈夫なんじゃないかなあと思っていますが・・・。実際に飲んでいる量は、何となく知るのが怖くて調べていませんが、3リットルは飲んでいるように思います・・・。昔は、500ミリリットルペットボトルのお茶や水は飲みきれなくて、残していましたが、今や一気飲み・・・なるべく残そうとしていますが・・・。こんなに冷たいものばかり飲んでいたら体に悪いだろうと分かっていますが、やめられません。夜中にも必ず1回は目が覚めて、トイレに行って水を飲んでいます。スパークリングワインと白ワインを1杯ずつ飲んだ時には4回も目が覚めて・・・アルコールは利尿作用を高めるからまだ良くないっぽいです・・・とほほ。 まあ涼しくなってくれたおかげで、ちょっとは喉の渇きもマシになったので、このままこの症状が治まるのを祈るのみです。

台風が過ぎ去って、再び夏のように暑い。
一番最初に下垂体腫瘍を発見してくれた病院の先生に、お礼のお手紙を書いて、ちょっとした手土産を持ってお伺いしてみる事にしました。受け取ってもらえるかどうか分からないので、安いおせんべいを買っちゃいました。
で、病院の案内係りの人に「先生にお礼お手紙渡して欲しいのですが・・・」とおずおず言ってみたところ、あっさり先生の所に案内されて、ご対面してしまいました。いや~、患者さんいないのねー。まさかお会いできると思っていなかったので、しどろもどろにお礼を。直接お渡しできるならもっといい物を持っていけば良かった・・・。
その後、眼科へ。事情を話して、視覚テスト。視力は変わらず左右とも1.2でした。
次に視覚テスト・・・左右交互に暗い箱を覗いて、光が見えたらボタンを押すのですが、光が明るかったり暗かったり・・・結構長いし集中力が欠けてきて、見えているのか見えていないのか・・・と思いつつ終了。
最後に先生と面会して、視覚が全部見えているという診断結果でした。
元々イマイチ視覚が欠けている自覚がなかったのですが、まあ確かにテストの時に見えていないと言われていた辺りが見えているようには思いました。
これで、安心~。
あとはこの喉の渇き・・・昨晩は夜中に3回も起きてしまいました。飲んで、トイレに行っての繰り返し。やっぱりお酒を飲んだのが悪かったのかなあ。尿崩症なんじゃなかと心配になっちゃいましたが、昼間は何とか普通の状態に戻りました。
夕方、久しぶりの美容院へ。2ヶ月半ぶりくらいかなあ。今日は病院と美容院で一日が終わっちゃいました。

さてさて、手術1か月後の診察に東京女子医大へ。入院中に12時~半で脳外科、15時~半で内分泌内科の予約は取れていましたが、耳鼻科は予約制度はなく、午前中に行って順番待ち?をするとのこと。なるべく早く行こうと頑張ったけど10時くらいについて、受付で耳鼻科も再診したいと言ったところ、すんなりOKでした。その時に採血・採尿の指示も受けましたが、とりあえず耳鼻科へ。30分くらいであっさり名前を呼ばれました。いつもの若い女医さんかと思っていたら太ったおじさん。手術をした左の鼻の穴からピンセットで・・・確かにでっかい鼻くそが出てきましたが、前2回よりはスケールダウン?していました。1か月で随分息がしやすくなりました。もう耳鼻科は行かなくてもいいのかも、と思いましたが、一応先生は2週間後くらいに来るようにと言っておりました。
予約時間より30分くらい早いけど、脳外科へ。今回もすごい人が待っていましたが、あっさり早めに呼んでいただきました。天野先生と久しぶりの再会?でした。取った腫瘍はホルモンをまったく出していないものだと予測されていましたが、検査の結果、ビミョーにプロラクチンを出しているのではないかと、ビミョーなことを言われてしまいました。ほぼ100%取ってくれたみたいですが、プロラクチーマなら再発の可能性があるとか・・・うーむ・・・。妊娠したら再発しない!と先生は言っていましたが、だからそう簡単な話じゃないし、この疲れようで子育てなんてムリ!って感じなんですよね。来月はMRIをとるという事で、別室へ行って、看護師さん?の説明を聞いて、造影剤の同意書にサインをさせられました。造影剤、嫌だけど仕方ないんだろうなあ・・・。
次は、採血コーナーへ。3連休明けだからなのか、ものすごい人、人、人・・・30分以上待ちました。採尿は・・・久しぶりに生理になっていて、真っ赤!こんなので大丈夫なのかしらと思いつつ。
最後の内分泌内科まで2時間くらいあったので、駅前のカフェでお昼ご飯を取ることにしました。駅のすぐ隣の感じの良いカフェで、友達も美味しいと、兄も美味しいと言ってたのでぜひ行ってみたくて。カレーランチ、千円で美味しかったですが、ずっと食欲不振で残してしまいました・・・なかなか食欲はh回復しないです。
それから、また病院へ戻って内分泌内科へ。入院中のホルモン負荷試験の結果は正常で、今日の血液検査も正常値だという事でした。今まで飲んでいた薬コートリル錠0.5もやめていいという事になりました。良かった~!とりあえず経過は順調って事でいいのかな。

昨日、先生からのご説明が終わってからはもう検査もないという事で、いったん家に帰ることが出来ました。
病院にいると、9時に消灯で逆に全然眠れないと思ったので、家でぐっすり寝て、万全の態勢で臨むぞと。
その前に手術の準備です。レンタルで浴衣のような寝間着(1日300円×2日)とストローと目盛がついているカップ、T字帯、ティッシュ1箱を下の売店で購入しました。あとはエコノミー症候群予防の靴下を支給されました。何だかキツイストッキングみたいな膝下までの靴下です。
友達から家にパジャマと絵本が届いてました。パジャマ、前開きのが一着はいるかも、とありがたく持参することにしました。これが本当に役に立ちました。いや~、感謝です。
18時からの晩御飯に間に合うように病院に帰ったところ、同業他社のお友達がお見舞いに来てくれていました。
私が戻ってくる1時間前に来てくれたみたいで、会えませんでした・・・いやいや、本当にありがたいです。
お菓子がいっぱい、と美容系のオシャレな物とマガジンが置いてありました。細々と色々持って来てくれていて、ウキウキ気分になりました。
ウキウキしている所に、明日の手術の説明という事で、手術室の看護師さんが来られました。とっても若くてキレイな人で、うっとりと見ちゃいました(笑)。
次に麻酔科という人が来ました。何だかちゃらっとした女の人で、マスクをしてると余計に目のマスカラが目立ちました。何となくマスクをして喋る人って好きになれません・・・ばい菌扱いか?って感じがするんだよね。 軽い感じで「見た感じ顎が小さいみたいなので、前歯が折れるかもしれません」とか言っているのでムカッとして、「そんなの困るんですけど」って言っちゃいました。歯が折れたらえらいこっちゃ、マジで勘弁してよね。

今日は脳外科の天野先生から手術の説明がありました。
家族か誰か呼んで同意をしてもらう必要があるということで、こちらの日時都合を聞いてくださって感謝です。
で、先日のMR検査での画像を見せてもらって詳しい説明を受けました。
1センチの下垂体に2センチの腫瘍が出来ていて、押しつぶしているのがよく分かりました。
なんだかぶよぶよしていて、血のかたまりみたいなのが2か所見えました。
視神経にも軽くあたっていました。なるほど、これは取らないとねと納得しました。
前に説明をしてくださったリスクの事も・・・まあもうこれは仕方ないなあ、先生を信頼するしかない!とか思うと、本当に誰に手術してもらうかというのは重要な事と思います。そこしかリスクを減らすところないですよね。ネットで見ているとT病院のY先生がこの分野で有名なようですが、私はじっくり話も聞いてくれて、腕も確かな天野先生で本当に良かったです。
ところで、新たな展開?は先生から新たな治療機器(パルスジェットメス)を使っていいかというお話でした。
まだ厚労省に認定をもらっていない最新の機器で臨床試験をしたいという事でした。東北大学と共同研究していて、先生は東北大学で練習?してきたそうです。
ネットで検索しているときに東北大学で新たな機器を使っているというのを見たような気がしていて、なんとそれっていいなあって思ったような気がして、おっ、それはぜひ、と普通にサインしちゃいました。
まだ一桁くらいの患者さんにしか試したことがないみたいで、不安がなかったと言えばまあウソになりますが、先生が大丈夫というなら大丈夫なんだろう、というのと、まあ医学の進歩に役立つっていうのはいいのではないかと。医療費、税金いっぱい投入してもらっているし・・・。
さらに心理的に、先生に「お願いします~」というのから、「一緒に頑張ろう!」みたいな気持ちになりました。何となく立場が対等になったような気がします・・・先生ごめんなさい(笑)。

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